社員インタビュー
マーケティング

ブランドづくりから経営まで。
P&Gマーケティングでグローバルに通用するマーケターへ

 
「マーケティング未経験の私が、内定をもらえるとは思っていませんでした」と語る田崎さん。入社を志望した理由は「P&Gなら世界中の市場でさまざまなカテゴリーの製品を通じて価値を届ける、“グローバルに通用するマーケター”になれる」と感じたから。

P&Gマーケティングは、広告や商品企画といったブランドづくりだけでなく、ブランドCEOとしてブランドの経営をリードします。消費者や市場を深く理解し、継続的なブランド成長に向けたビジネスプランを策定し、その実行までを担う仕事です。

今回は田崎さんが実感するP&Gの育成環境をはじめ、P&Gマーケティングで得られるキャリア資本、そして活躍するために求められるスキルについて紹介します。

田崎 絵里花
2019年入社

新卒で日系化粧品メーカーに入社。フィールドセールスとして、ドラッグストアチャネルを中心に店舗や流通の現場を担当。

その後、P&Gマーケティングに中途入社し、ECチームでのカスタマーマーケティングブランドマネージャーを務める。2021年グルーミングカテゴリーのBRAUNのブランドマネージャーに。2024年にヘアケアカテゴリーの「h&s」へ異動。2026年6月からシンガポールで海外勤務。
―P&Gマーケティングへの入社動機
グローバルに通用するマーケターとして、世界中の消費者のより良い暮らしをつくる
Q. P&Gマーケティングの志望動機を教えてください。
グローバルに通用するマーケティングのスキルを磨きたいと考えたときに、世界のリーディングカンパニーであるP&Gが思い浮かびました。

新卒で化粧品メーカーに入社し、将来的にはマーケティングでのキャリアを築きたいと考えていましたが、最初のキャリアとしてはフィールドセールスの仕事を自ら選びました。消費者に近い現場を理解することが、より良い価値を生み出すために必要だと考えていたからです。実際に現場で経験を積むなか、自分の仕事が多くの人々の暮らしを支えている実感を得ることができました。

一方で、現場で海外から日本を訪れる消費者を理解するなかで、日本には優れた製品やブランドが数多くあるにもかかわらず、その魅力が海外では十分に知られていないと感じることがありました。そこから、国や地域を越えて多くの消費者に選ばれるブランドを育て、その成長に携わりたいと考えるようになりました。

グローバルにブランドを展開し、世界中の消費者に向き合うP&Gであれば、その目標に挑戦できると考え、応募しました。正直、受かるとは思っていませんでした。
Q. 応募時にハードルを感じていたのでしょうか?

私の中では、P&Gマーケティングのキャリア採用者は、外資系企業出身のマーケティング経験者が多いイメージがありました。私は日系企業出身でマーケティングも未経験だったため、「自分はP&Gマーケティングが求めている人材ではないのではないか」と感じていました。

それでも、「何を実現したいのか」「どんなマーケターになりたいのか」というビジョンは明確に持っていました。経験以上に、自分の意思や挑戦する姿勢を大切にしたいと思い、受かるかどうかよりもまずはチャレンジしてみようという気持ちで応募しました。

Q. 入社後のギャップはありましたか?

P&Gは個々で成果を出すことが重視されるドライな会社だというイメージを持っていましたが、実際には人を育てることに熱心で、お互いの成果をたたえ合う“温かいカルチャー” がある会社だと感じました。入社直後から「担当ブランドの今期の売上をどう伸ばすか」とプランニングを任されたときは、その裁量の大きさにも驚きました。

それでも、P&Gは任せるだけではありません。上司をはじめ周囲のサポートを受けながら、必要なときは気軽に相談できる環境が整っています。印象的だったのは、入社間もない未経験の私が考えたブランド売上計画の提案にも、グローバルチームや経験豊富なリーダーたちが真摯に耳を傾け、フィードバックを通じて気づきを与え、自ら考える力を伸ばし、成長につなげようとしてくれたことです。加えて、P&Gには、マーケターとして必要なスキルを体系的に学べるトレーニングや、グローバルに通用するフレームワークも整っています。

豊富な研修と周囲のサポートを受けながら、Day1から大きな裁量のもとで実践できる環境のおかげで、短期間で多くの学びを得られたと実感しています。あくまで私の体感ですが、P&G入社後数か月で、一般的には数年かけて経験するような幅広い業務や意思決定に携わることができ、圧倒的なスピードで成長できていると感じました。
―P&Gマーケティングの仕事
ブランドづくりにとどまらず、ブランドCEOとして経営をリード
Q. P&Gマーケティングの仕事についても教えてください。
P&Gでは、各ブランドを1つの会社のように運営するブランドマネジメント制度を採用しています。そのなかでP&Gマーケティングは、広告や宣伝の企画実行を行うブランドのCMO(最高マーケティング責任者)の役割にとどまらず、ブランドCEOとしてブランドの経営をリードする役割も担います。

ブランド経営では、ビジネス伸長の機会を見極めながら、今期の売上・利益最大化と、中長期のブランドのビジョンをプランに落とし込んで実行します。

一方、ブランドづくりでは、消費者インサイトを起点に、製品やコミュニケーションのアイデア作成から、広告・プロモーションまでを担います。
Q. P&Gマーケティングのやりがいは?

グルーミングカテゴリーのBRAUNを担当していた際のプロジェクトが印象に残っています。アサインメントを受けたのは、コロナ禍で高まった“おこもり美容”のトレンドが一巡し、光美容器市場の成長が落ち着いた頃でした。市場環境の変化により、売上の見通しが立てづらい状況だったため、早急に次の打ち手を考える必要がありました。

まずはデータ分析を行いながら、グローバルチームから海外で実際にあったケースを共有してもらいながら議論を重ねました。重要チャネルでの売上を伸ばすため、プロモーションにおけるコンテンツ改善を軸に、仮説検証を重ねながら改善を積み重ねた結果、売上目標を達成することができました。

ブランドCEOとして、自らプラン策定から実行までを担える裁量があり、その成果を見届けられることにやりがいを感じました。

Q.逆に、難しさはどこにありますか?

P&Gマーケティングでは、意思決定を任せてもらえる場面が多く、他部署を巻き込みながらリーダーシップを発揮することが求められます。特に、ヘアケアチームへ異動した当初は、それまでとはビジネスモデルが大きく異なり、十分な知識がない一方で、シニアとして高いパフォーマンスを期待されていました。思うように成果を出せず、上司から率直なフィードバックを受けたことをきっかけに、仕事の進め方を見直しました。

これまでの経験を生かしてまず自分で答えを見つけようとすることが多かったのですが、マーケティングがビジネスをリードするには、やはりマルチファンクショナルチームの知見が欠かせないと初心に立ち戻ることに。そこで、特にセールスのメンバーとの対話を増やし、現場の情報をもとに仮説を立て、提案し、フィードバックを受けて磨き直すサイクルを繰り返しました。

改めて店頭や消費者の声に立ち返りながら議論を重ねることで、市場への理解がさらに深まり、ビジネスの課題と成長機会をより明確に捉えられるようになりました。その結果、社内アワードという形で評価されたことや、上司からも「あなたはよく頑張っている」と言ってもらえたことは、今でも大きな自信に繋がっています。

このようにP&Gには、一人ひとりに高い期待を寄せながらも、その挑戦と成長を支えてくれる温かいカルチャーがあります。また、ブランドやカテゴリーを横断しながら多様なビジネスを経験できることも、キャリアの魅力の一つだと感じています。

Q. これからのシンガポールでの海外勤務にはどのような期待を持っていますか?

“グローバルに通用するマーケターになりたい”というキャリアビジョンに対して、今回のシンガポールでのアサインメントは大きなマイルストーンになると感じています。ブランドづくりにおける製品やコミュニケーションのアイデア創出をはじめ、より直接的に消費者へブランドとその価値を届ける経験を積みたいと考えています。
―P&Gマーケティングで手に入るキャリア資本
P&Gのフレームワークとグローバルな協働の経験を通じて、どの市場でも通用するマーケターへ
Q. グローバルに通用するマーケターになるために、P&Gで身につくコアスキルは何だと思いますか?
国内外を問わず、どの市場でも応用できる再現性のあるマーケティング力です。P&Gには、世界中の市場で磨き上げられてきたビジネスやマーケティングのフレームワークがあります。それをトレーニングで学び、実際のビジネスで使いながら、結果を振り返りながら調整していきます。

こうした実践と改善のサイクルを繰り返すことで、フレームワークを自分のものとして使いこなせるようになり、マーケターとして成長できます。

さらに、多国籍のメンバーからなるマルチファンクショナルチームを巻き込みながらビジネスをリードする経験を通じて、異なるバックグラウンドを持つ人とともに成果を生み出す力も身につけられます。
Q. P&Gマーケティングで活躍するために必要なスキルはありますか?

大切なのは、「戦略的思考力」と「リーダーシップ」です。

戦略的思考力とは、消費者や市場を深く理解し、どこにブランド成長の機会があるのかを見極める力です。そのためには、まず適切な問いを立てることが重要だと考えています。データだけではなく、その背景にある消費者のインサイトやビジネスの課題を踏まえ、「何が本質的な課題なのか」「次に何をすべきか」といった問いを自ら設定し、答えを導き出すことが求められます。

リーダーシップとは、「何を実現したいのか」という明確な意志とビジョンを持ち、周囲を巻き込みながら実行をリードするスキルです。ブランドCEOとしてどれだけ良いプランを描いても、1人でビジネスを動かすことはできません。多様な専門性を持つ他部署のメンバーとも協働しながら、同じ方向に進めていく必要があります。

大きな裁量と責任を前向きに受け止め、自分の意志を持って周囲を巻き込みながら行動できる人が、P&Gマーケティングで力を発揮できるのだと思います。

Q. 最後に、P&Gマーケティングへの応募を検討している方へメッセージをお願いします。

私のようにマーケティング未経験者であっても、応募前から「自分には難しいかもしれない」と決めつけてしまうのは勿体ないと感じます。P&Gには「何を実現したいのか」という明確な意志を持ち、挑戦する人の成長を後押しするカルチャーがあります。今はまだビジネス英語やマーケティング経験に不安がある方も、挑戦を通じて、グローバルで通用するマーケティング力を磨ける環境です。

また、成長機会だけでなく、自分らしいキャリアを築いていける環境があることもP&Gの魅力だと感じています。私には子どもが1人いますが、育児とキャリアを両立できたのも、P&Gの柔軟な働き方があったからです。リモートワークやフレックス・ワーク・アワー制度などを活用し、仕事の状況やライフステージに合わせて働き方を調整できたことが大きな支えでした。

このインタビューが、新しい挑戦を考えている皆さんの背中を少しでも押すきっかけになれば嬉しいです。